初めて鉄板プレス料理ワークショップを開催しました。
ワークショップとしたのは、まあ、9割は、鉄板で焼いて、食べて、飲んで、しゃべって、楽しむのですが、1割ほど、鉄板の特性についてお伝えしたいことがあったからです。
まず、1つ目は・・・
普段使っている鉄のフライパンと6㎜の鉄板で、もやしを炒めました。
フライパンは煙が出るほど温めても、もやしを入れると、表面の温度が100度以下に下がってしまい、もやしから出た水分が蒸発しません。
さらに塩コショウなどをすると、どんどん水分が出て溜まってしまいます。
炒め始めたもやしの温度は鉄板の中でも43度でした。
でも、6㎜厚の鉄板では、一度、200度位まで温めると、もやしを入れても塩コショウをしても100度以下には下がらないので、水分が全部蒸発してしまい、シャキッとした状態で焼き上がりました。
もやしを入れた時の音が全然違いましたね。
そして、2つ目実験・・・
春巻きの皮をのせる実験を見てもらいました。
フライパンでは、火力がダイレクトにつたわって、すぐに真っ黒にコゲてしまいました。
6㎜厚の鉄板では、焼き色が付くだけで、焦げることなく、パリパリになっていくだけでした。
「これ、おいしいよっ!」って、参加者さん食べてましたよね(^_^;)
サラダのトッピングに利用できそうな感じです。
お好み焼きや、ホットケーキ、厚切りの肉や、味の付いた魚でも、そんなに焦げることなく、中まで火を通すことができる、という実験でした。
今回は、ヘビーユーザーさんが多かったので、すでに体感的にわかっていらっしゃるようでしたが、数字で温度を確認したり、野菜から出た水分を実際に見てみてみたり、無残にコゲた残骸を目の当たりにして、さらに納得していただけたと思います。
・塩豚
・イノシシの燻製
・じゃがいも、にんじん、キャベツ、玉ねぎ、ズッキーニ
塩豚から出るうま~い脂で焼いた野菜は最高に美味しいです。
あまりのよいにおいに誘われて、お隣さんが、窓越しに参加。
嬉しいハプニングでした。
1番最初にスモークチーズを作りました。
10分ほど火にかけてフタをして、後は、火を消して放置。
屋内だったので、ちょっとスモークを遠慮してしまいました。
チップが半分くらい焦げてからフタをした方がいいですね。
いさき、すずき、いしもちでアクアパッツアもしました。
前の晩に塩麹を塗っておいたので、身がふっくら、中まで味が染みていました。
出来上がりの画像が・・・ない
そして、意外に盛り上がったのが、
前の晩から卵液に漬けておいたフランスパンをバターを溶かしてた鉄板で焼きます。
オサエちゃんを直火でアッ貯めておいて、フレンチトーストにのせたグラニュー糖を溶かすのです。
すぐに固まって、パリッとなるんです。
じゅわ~という音と、キャラメルの香ばしい香りが部屋中に広がります。
自分の分は自分でジュワジュワしたので、みんな真剣!
グラニュー糖の焦げたキャラメルの香りが、満腹のおなかでも食欲を奮い立たせるんですよ。
3つくらい、イケた人もいましたよね。
「鉄板持って」というリクエストにお答えして、持ってみました。
初めてということで、アタフタしておりましたが、参加者の皆さんの適切かつ温かい対応で本当に楽しく有意義なワークショップとなりました。
翌日「あの方と連絡が取りたい」とか「あの方ともう1度お会いしたい」とか2件も電話をいただき、参加者さん同士のつながりもお手伝いできて本当にやってよかったと思いました。
また、「鉄板と遠赤外線について勉強するといいよ」とか「こんな取っ手カバーどう?」とか新たな課題もたくさんいただき、またまた新しい境地が開けそうな予感に嬉しさが爆発しそうです。
ネット上だけでなくリアルな出会いは心に深く刻まれます。
また、VOL2も企画いたしますので、皆さんぜひご参加ください。
コメントをお書きください