今度発売予定の「角フタ」は、アツアツ鉄板と同じ鉄製で、カセットコンロサイズのフタで重量が1.4kg、ファミリーサイズのフタになると2.5kgくらいあります。
鉄板焼きでこのフタを使えば、蒸らすので、早く火が通るってことは、容易に想像できますが、モニターさんから「フタを使った方が、さらに美味しくなる」って言われて、「えーー??味も変わるの???」って思ったわけです。
以前「キャンプオールマイティー」を作った時も、今回「角フタ」を試作している時にもユーザーさんから、
「これシャープのヘルシオに近い状態ですよね」
って言われて、その時は、どうゆうことかよくわからなかったのですが・・・
で、ヘルシオってどういうオーブンか調べたら、
ヘルシオさんの動画です。
ヘルシオは、高密閉の庫内で、大量の過熱水蒸気を発生させ、その水蒸気で食材を焼くんですね。普通の水蒸気では、食材を焦げるまで焼くことはできませんが、過熱水蒸気は、オーブン過熱の8倍もの熱量があるので、一気に食材の中心まで火を通すことができる、それも水で焼くことが出来るのです。
だから、長時間焼いたり茹でたり、電子レンジで加熱したりするよりも細胞破壊が抑えられ、旨みが逃げ出さず、栄養価も損なわれず調理することができるので、「おいしい!」と感じるのだと思われます。
その他にもヘルシオさんには、脱脂や減塩などの効果もあるそうです。
詳しくはヘルシオさんのWEBサイトからどうぞ
つまり、高温状態と密閉状態が必要なわけです。
(あ!キャンプオールマイティーも一緒です)
アツアツ鉄板に角フタをすると、内部の温度は100度以上で保たれます。なので、100度で水蒸気になった水分がさらに熱せられ、フタ内の水蒸気は、過熱水蒸気になっていると思われます。
そして、重いフタで密閉状態を作っています。
まさに、なんちゃってヘルシオだあ!
まあ、「おいしい」というのは、個人の主観でもありますし、シャープさんのような大企業のように「うまみ成分が○%なった」というような客観的な数字が出せるわけでもないですし、そもそも、過熱水蒸気になっているというのも、推測でしかないわけですが(^^ゞ状況証拠を重ねるように、色んなレシピをコツコツ試して多くの方に「おいしい!」と感じてもらい、この仮説を証明していけたらいいなと思っています。
今までのところで、いくつかメニューを試作してみて、その他に感じた「角フタ」のメリット・デメリットもお伝えしておきます。
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