鮭は皮まで食べる派です。
最近、スーパーなどで、皮無しの切り身を見かけたりしますが、なんということでしょう!
あのパリパリに焼けた皮と、皮についた脂と少しの身を一緒に食べる幸せを放棄するなんて・・・
ただ、鮭の皮をいい感じにパリパリに焼くって結構むずかしくないですか?
焼きすぎると焦げて苦いし、蒸し焼きだとブヨブヨして食感が悪いし・・・
分厚い鉄板は、焦げない程度の一定の温度でじわじわと熱を加えることができます。
この技は、魚焼きグリルや薄いフライパンではなかなか難しいと思います。
また、オサエちゃんで上から適度な重みをかけ、皮目を均一に鉄板に密着させることによって、焼きムラがなくなります。
そして、鮭自身の脂を滲み出させることによって、揚げたようなパリッパリのきれいな焼き目をつけることが出来ます。
今回の材料は、鮭の切り身(いい感じの腹身♡)もちろん皮つき、付け合わせにパプリカ、シメジ、アスパラ。(付け合わせは何でもOK)
適当な大きさに切ります。
さっきなかった大根が出てきました。大根おろしにします。
鮭の皮側
けっこう厚目です。望むところです。鉄板プレス料理の得意とする厚さです。
両面少し塩をふっておきます。
鉄板をよーく温めます。
一旦は水滴がはじくくらいまで温め、それから中火の弱火くらいにします。
鮭からも脂が出るので、ほんの少しだけ油をひいて、皮目から焼いていきます。
オサエちゃんを置きます。
オサエちゃんは、温めていません。押さえるだけの役目です。
本当はオサエちゃん角大を置きたかったのですが、5~6年ほど愛用していた取っ手がL型で取外しのできる、試作で作った角大を譲ってほしいといわれ、お譲りしてしまい、オサエちゃん丸小しか手許になかったのです。
5分ほどしてひっくり返したところです。
いい感じ!
均一に焼き目がついています。
お箸で軽くたたくと、パリパリの音がします。
今度は、皮目を上にして、オサエちゃんをのせます。
この辺は、鮭の厚さや脂ののり具合で、押えない方がいいときもあると思います。
今回は、たくさん脂がありそうだったので、おさえました。
また、5分ほどして、ひっくり返したところです。
身側もいい感じに焼き目がついています。
鮭の横で野菜を焼いていきます。
野菜を焼くには弱火過ぎるので、オサエちゃんで火の通りを加勢します。
このオサエちゃんには刻印の試し打ちの跡がたくさん残っています(笑)
このオサエちゃん丸小は、時々鉄板キャラバンに出しているので、見覚えのある方もいらっしゃったり・・・
野菜もいい感じに焼けてきました。
生臭い脂が苦手な方は、野菜を焼く前に、鮭から出た油をふき取って、別の油を少したして焼かれるといいかもしれません。
野菜には、少し塩コショウをしました。
皮目はこんな感じになります。
大根おろしに味ぽんのたれでいただきます。
脂っこい鮭がさっぱりして、いくらでも食べられます。
ここまで鮭の皮を推しといて、画像がないんかーーーい!
と突っ込みたいお気持ちはわかりますが、味とは裏腹に食べる直前の鮭の皮の画ずらの悪いこと!悪いこと!(泪)
せっかく美味しいということをお伝えしたいのに、身のなくなった皮というのは食べ残しのようで、お見せするのに耐えないと思いまして割愛させていただきました。申し訳ございません。
んがっしかぁし、パリッパリの皮と、とろけた脂、少し残った身を大根おろしの味ぽんで絡めて口の中でじゅわわ~もう最高に美味しかったです。
これだけ大きい鮭の皮は、久しぶりだったので心底堪能いたしました。
ここはひとつ、想像の世界でお楽しみください。
現物も、ぜひ、お試しください。