アツアツ鉄板ユーザーのみなさま、今年のクリスマスには鉄板でバームクーヘンを焼いてみるなんてどうでしょう？

根気さえあれば、誰でもできます。

そうです。あの何層にもなった1枚1枚を焼いていけばいいのです。

一説によると、バームクーヘンは、縁起のよいものらしいので、お正月にかけて、作りおきしておくのもアリなのかもしれませんね。

アツアツ鉄板カセットコンロサイズに合わせて25㎝くらいの芯を用意します。くっつかないホイルの中身がちょっと残っていましたが、割りばしに巻き付け芯を確保しました。

芯にクッキングシートを巻き付け左右をホッチキスで止めます。

普通のホットケーキミックスでもいいのですが、たまたま、ハワイ土産にパンケーキ用のお粉をもらったので使ってみました。

最初に言い訳をしておくと、次の画像のような薄焼きパンケーキ用のミックス粉で、遠くの方にプリンを感じるような食感のできあがりなので、バームクーヘンに大事な生地同士の密着があまりうまくいきませんでした。

ホントは、これ用のお粉。

ザ・カハラホテル＆リゾートの朝食で人気の薄焼きパンケーキ

普通のクレープより歯ごたえがあって、ふわふわというより、ずっしり感がある感じ。昔どこかで食べたようなちょっと懐かしい感じがしました。

で、そのほかの材料は、卵と牛乳。写ってないけどバニラエッセンス少々。

分量は、ミックス粉が300g、卵4個、牛乳640㏄

卵4個をよーくかき混ぜます。

ミックス粉をいれてまた、よーくかき混ぜます。

牛乳を少しづつ入れながら、やっぱりよーくかき混ぜます。

かき混ぜ終わるとこんな感じ。

濾し器がないので、茶こしで、ゆっくり濾したらこんな感じ。

ずいぶん滑らかになりました。

いったん、250度以上に鉄板を温めます。

薄くオリーブオイルを塗って（ちょっとこれは塗りすぎ）

150度前後まで鉄板を冷まします。

できるだけ均一になるように生地を流しいれます。これがなかなか難しい。

時々、めくってみたりして、火力を調整しながら、2～3分焼きます。カハラパンケーキは、両面焼きます。

周りにうっすら焦げ目ができてきたら、芯を置きます。

芯に沿うように巻いていきます。

写真は、衛生上ヘラを使っていますが、本当は、手も使っています。

で、この工程を5～6回繰り返します。

卵焼きの要領です。

1つの目安として、こんな気泡ができてきたらほぼ焼き上がっています。

ホットケーキミックスでは、必ずできますが、今回のお粉ではできな時もあったので、これを待っていると焦げてしまうかもしれません。

生地を均一に伸ばす方法として、巻いたものを、1度鉄板からよけて、生地を流し込んだら、両手で鉄板を持ちあげ、波の効果音を出す動き（わかるかなあ？）の要領で生地を伸ばすと、きれいに均一に広がることを発見。でもすぐに固まり始まるから、両手にミトンの鍋つかみをして、生地を入れたらすぐに波！ここ大事

で、よけておいたやつを戻して、また巻いていく

このやり方の方が、きれいに薄くのばせます。

直径が7～8㎝になってきたら、焼き面25㎝角の鉄板ではおよそ1周分になりますので、この辺りが限界です。

粗熱をとって、キッチンペーパーとラップでくるみ、１晩休ませてみました（ホントは時間切れで翌日に持ち越し）

スムーズに芯が抜けほっと一安心。

断面はこんな感じ。

うすーい伊達巻に見える(◎_◎;)

そうです。

オサエちゃんで、キャラメリゼにします。

オサエちゃんを直火にかけ300度くらいまで温めます。

その間に、輪切りにしたバームクーヘンにグラニュー糖をのせておきます。

グラニュー糖細いのなら2本くらい、これくらいたっぷりのせた方がいいです。

で、オサエちゃんが300度になったことをどうやって見分けるかというと秘儀！鉄板水落しです。こちらのブログでも紹介していますが、オサエちゃんバージョンをYouTubeに上げたので見てください。

こんな感じに水が跳ねたら250度から300度です。

見た目は、全然変わりませんから、うっかり触って火傷しないように気を付けてください。

じゅわ～と香ばしい香りとともにグラニュー糖が溶けてすぐに、固まり、ぱりっぱりになります。

クリームブリュレの表面のようです。

300度近くなったオサエちゃんで、少しづつグラニュー糖を溶かしていきます。

めっちゃ熱いので、厚めのミトンか2枚重ねでオサエちゃんを持ってください。くれぐれも火傷のないように。

薄い伊達巻がようやくお菓子に見えてきました。

半分は、粉砂糖をかけて、クリスカスカラーの万両をあしらってみました（お正月かよっ！）

パリッとしたキャラメリゼの食感と、バームクーヘンのモチモチした歯ごたえが面白く、とても美味しく出来上がりました。

作る工程がとても楽しいので、ぜひお子さまと一緒に、作ってみてはいかがでしょうか？

夕食の時、家人に見せたら

「おっ、壁に飾るやつか？」

と言ったので、そっとラップをして片づけました。

ぜってーくわせねー