弊社は、鋼構造物(大きい鉄骨の建物)の鉄骨の加工をしているので、薄板の細かい加工は得意ではありません。
薄物の加工には、小さい電圧の溶接機等が必要ですが、ありません。
なので、角フタなど1.6㎜の厚さの加工などは、職人さんの技や、微妙なさじ加減に頼っています。
「こんなうすもいもん、上手にできんぞ」
とか文句を言いながら、やってくれています。
どの程度の薄さで、どの程度の加工ならできるのかという基準がはっきりしていませんが、
厚さ6㎜
375x356
直径10㎜の穴(端から中心まで15㎜30㎜の位置)2か所
20x20の切断(端から20㎜20㎜の位置)2か所
図面あり
オーダー主さんは既存の焼き台にはめ込むようなことをおっしゃっていましたが、正確な用途は聞きそびれました。すみません。
たぶん、もう少し複雑な加工でも可能だと思いますので、まずは、お問い合わせください。
一見、普通のオサエちゃん角大に見えますが、くらべると
右がオーダーオサエちゃん左が通常のオサエちゃん角大
サイズは180x115
通常オサエちゃんは200x150
厚さも2/3の6㎜
通常オサエちゃん9㎜
取っ手も少し低めです。
商売屋さんじゃなくて、一般のご家庭で使うには、これくらいの方が使い勝手がいいかもしれません。
私もライスバーガーのごはんのバンズ(?)を焼くときとか、「重すぎる!」と思ったことがあります。
重いのを時間などで加減するか、軽いのを、ギューッと押さえて焼くか、それぞれの調理スタイルで最適解を探っていただければ楽しいと思います。
因みに、こちらは一般のご家庭の男性からのオーダーです。
こちらも、また、一見すると普通の角フタカセットコンロサイズですが、通常サイズとくらべるとこちら
今度は、ちょっと大きめのオーダーです
右が通常サイズ、撮影当時売り切れていたので、使用感満載の我が家のヤツです。取っ手も初期の高さで、立てた時、安定感が悪いヤツ。
外外寸法250x250高さ50
左がオーダー角フタ
外外寸法268x268高さ50
この角フタは、カセットコンロサイズの鉄板にぴったり合うサイズで、1.6㎜厚とはいえ、調理器具としては結構重いのです。
フチの角にぴったりはまって、まったく遊びがないのでガタガタしません。密着している感じです。
45度に曲げられたフチが、角フタを固定している感じです。
以前「なぜ重い鉄のフタで焼くと美味しくなるのか」ってブログ書きましたけど、重いフタで、中が密閉されることによって加熱水蒸気が発生し、一気に中まで火が通り、短時間で乾燥しない加熱ができるという想定で角フタを作ったんですね。
でも、1点問題があって、、、
餃子を焼くときとか、水が多いとめっちゃ飛び散るんですよ。
私も、最初、びっくりしました。
コンロがびしょびしょになりました。
今回オーダーしてくださった方は、飲食店の方で、以前はアツアツ鉄板カセットコンロサイズとセットで通常サイズの角フタを、お使いいただいていたのですが、この飛び散りを防止するために、1㎝ほど角フタを浮かせて、フチの中間にセットしたらどうかと。
縮尺いい加減ですけど、イメージはこんな感じです。
なるほどね~
赤いフタの状態なら、水の逃げ場がフタの中にありますもんね。
アツアツ鉄板カセットコンロサイズにセットするとこんな感じ。
底鉄板とフチで固定できないから、多少ぐらつくかと思いましたが、このサイズでも、ぴったりはまって、ガタガタしませんでした。
餃子だけに使うならこのサイズはありかもしれません。
実際、オーダー主さんは、お店で餃子を焼くためにこのセットを使ってくださっています。
結果については、まだ、お伺いしていませんが、私も実験してみたいので、いつか合わせてご報告できればと思います。
追加オーダーのご紹介
あの焼肉屋さんから、追加で8枚オーダーがありました。
この8枚は5月の末にお届けしたのですが、このブログを書いている6月中頃にまた、追加で5枚オーダーしてくださいました。
ロースターには専用の鉄板があるのに、こんなにたくさん当店の鉄板に入れ替えてくださるのは、それほど厚い鉄板がいいという証ではないでしょうか。
毎日使っている焼肉屋さんが言うんだから、間違いないですよね。
ほんと、うれしいです。ありがとうございました。