令和4年3月1日より鉄板価格改定いたします。

大変申し上げにくいことでございますが、令和4年3月1日より当店商品を値上げいたします。

1番の理由は、材料費の高騰です。

一昨年頃より、右肩上がりで上昇しており、鋼材本体はもとより、溶接に必要な、ガス、ワイヤー、溶接棒などの消耗品の軒並み値上がりしておりました。

今は、どの業種も原材料の高騰で値上げは仕方ないとはいえ、申し訳なく思います。

2番目の理由というか、値上げに際しての決意表明というほど大げさではありませんが、今後どういった気持ちでやっていきたいかということが少しはっきりしてきまして、そのために値上げをさせていただきたいということを書いてみます。（自分に言い聞かせるという意味も込めて）

このところのアウトドアブームで、鉄板を売るところが雨後の筍のように増えてきました。

2㎜くらいの厚さのソロキャン用鉄板ならセリアやキャンドゥでもあります。なんと110円！

放射能検査済み等の安全性が確保されていれば、ぶっちゃけ鉄板なんて、どこのを使っても焼け具合に差はありません。

なんならH鋼だって、いい感じに焼けます。

コスパとは、真逆の考え方なので、人によっては何の価値もないことなのかもしれませんし、誰しも人生の中で、今は背に腹は代えられないという時期があるので、そんな時は職人技よりも優先すべきものを優先した方がいいと思います。

でも、より多くの方に、職人技を感じてほしいと思っています。

 当店の職人さんは、オーダー主さんたちの無理難題を、その経験と知識と技を駆使してオーダー主さんに満足いただける鉄板に仕上げてきました。 

ずーっと見ていたいほど観賞用に耐えうる美しい鉄板もありました。

• 機械ではできない鉄板。
• 世界に1つしかない鉄板。
• 自分にピッタリの鉄板。

職人さんが作るオーダー鉄板から、手作りの温かさや、オリジナリティという満足感、フィット感を感じてほしいと思っています。

ちょうど、この値上げのブログをドキドキしながら書いている最中に、

３～4年前にバイクにピッタリの鉄板をオーダーしてくださったユーザーさんが、

「いい鉄板だ」 

ってコメントと共に何度目かの料理写真を送ってくださいました。

ほんと！うれしい！

うれしすぎるコメントなのでもう1度書きます。

「いい鉄板だ」って！

そして、そのオーダーに対応できる職人技を定番商品にも生かしています。

機械でゆるやかに曲げているところが、多いのですが、当店は、45度に折り曲げて四隅を溶接し、きれいに研磨しています。

当然溶接の方が、手間も材料費もかかります。

当店の角度でも結構、食材の飛び出しや、油跳ねは多いと思うのです。

キッチンや食卓で使う場合は余計に気になります。

先ほどのペッパーランチなどゆるいフチの鉄板で調理するとエライことになる予感がしますが、どうでしょう？

うちはお好み焼きしか焼かない、という方にとってはゆるフチの方が使いやすいかもしれませんけどね。

当店の取っ手は、男の人が皮手をしてもガッツリつかめるくらいの幅になっており、これまたがガッツリ溶接して固定してあります。

器具を使って持ち上げる仕様の鉄板や取っ手が取り外せる仕様の鉄板もあるようですが、熱くて危ないからこそ、しっかり掴めるような取っ手にしてあります。

あと、部品的なものって、長く使っていくには煩わしかったりしませんか？

• 1枚1枚職人さんが手間をかけ、
• 使いやすさなど細かいところにこだわって、
• そこを丁寧にわかりやすくお伝えしていくこと

で、価格だけではない価値を追求していく、そこに軸を置こう決めました。 

そのための値上げでもあります。

何とぞ、ご理解いただきますよう宜しくお願い致します。

ふるさと納税返礼品については、4月以降に価格改定の予定です。