東京都江戸川区S様からのオーダー鉄板です。
なんと!取っ手なし。さらにピッタリのフタも欲しい。というご要望。
で、こんな感じになりました。
厚さ6㎜
フチの外々寸法500x300
フチ25㎜ 45度
いい加減、バックの黒B紙替えないと。ボロボロですみません。
今、ちょっと、B紙って言い方調べたら、東海地方しか使ってないっぽいけど、ほんと?全国の皆さん、B紙ってわかります?
厚さ1.6㎜
外々寸法464.6㎜x266.5㎜(鉄板の焼き面にぴったり合うように)
高さ50㎜
合わせるとぴったり、ガタガタしません。
スペース的に取っ手が不可だったのか、据え置きとかで不要だったのかはお聞きしませんでしたが、お届後に「サイズぴったりでした!」とご連絡いただきました。一安心。
そしてこんなご質問も
入隅(いりすみorいりずみ)なんて業界用語をお使いとは、建築関係の方だったのでしょうか?
鉄板でいう入隅とは底鉄板と両フチ同士が交わる内側の角のことです。
四角いフラットな鉄板にフチをつけるとき、浅い鉄板なら四隅が少し盛り上がりますがプレス機で曲げるだけでフチができます。
当店の場合、既製品のフチは45度です。
オーダーでは、半端な角度や90度に曲げるので、重なる部分を切断して溶接します。
その場合内側を溶接するとこうなります。
まだ、試行錯誤していたころ作った鉄板です。
長次郎さんの溶接ではありません。
曲げではなく底鉄板にフチ鉄板を全溶接しているので、四隅だけの溶接ではありません。
これをサンダーできれいに削ることはできないです。
内側溶接のできあがりは、掃除しにくいし、見た目が美しくないです。
こちらは、外側溶接をして、何年も使って年季の入った鉄板です。
綺麗に掃除ができています。
モノによっては、最初にわずかなすき間があるかもしれませんが、外側から溶接してあるので、汁などが漏れる心配はありませんし、使っていくうちに炭化したものなのか黒錆びなのか馴染んできます。
気になるようでしたら、千枚通し等で取り除いていただければと思います。
S様には、この2枚の写真をお送りして、説明しましたら、
「安心しました。使うのが楽しみです」
とお返事いただきました。
よかったです。
アウトドアブームで、いろんな鉄板がでてきました。
選択肢は多い方がいいので、よいことだと思います。
当店の仕様を探しているお客様にお届けできるようこれからもいい鉄板を作り続けていきます。
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